混合ワクチン

ワクチンは基本的に注射で行い、ウイルスや細菌から身体を守る抗体を作ります。
任意のワクチンですが、死亡率の高い病気や後遺症の残る病気があります。初年度はワクチン接種の時期や種類によって回数が異なります。
ワクチンの接種時期や間隔につきましては、ご相談ください。

フィラリア予防

フィラリア症とは、蚊によって媒介され感染する疾患です。フィラリアは心臓や肺動脈に寄生し、場合によっては心臓に負担がかかり、命を落としてしまうこともある危険な病気です。
予防することで感染リスクをほぼ100％回避することができます。
近年は温暖化が進んできていますので、4月（地域によっては5月）〜12月までの予防が推奨されます。

ノミ・ダニ予防

ノミ・マダニは犬・猫の皮膚や被毛に寄生する外部寄生虫です。
ノミは室内外で生育可能で、家の中では年中生息し繁殖を繰り返しています。ノミに刺されると、その部位にかゆみや皮膚炎を引き起こしたり、寄生虫（瓜実条虫）を媒介することがあります。
マダニはやぶや草むらなどに生息し、散歩時に寄生することがあります。
マダニは多くの病原体を媒介し、吸血による貧血や皮膚炎などを引き起こします。
特に最近ではSFTS（重症熱性血小板減少症）が問題となっており、マダニから媒介されたSFTSウイルスによりヒトや動物への感染、感染動物からヒトへの感染も報告されており、致死率の高い疾患であることから、予防が重要であるとされています。
予防には飲み薬タイプ、スポットタイプ（滴下型）があります。
基本的には年中の予防が推奨されています。

狂犬病予防接種

予防期間 年1回

狂犬病とは狂犬病ウイルスに感染し発症すると致死率がほぼ100％の感染症です。犬だけでなく人を含む全ての哺乳類に感染する人獣共通感染症です。
「狂犬病予防法」により年に1回、狂犬病予防接種を行うことが法律で義務付られています。万が一の日本での狂犬病の発生や蔓延を防ぐために集団免疫が重要となります。

避妊・去勢

手術の時期  生後6ヶ月過ぎを目安

当院では避妊・去勢手術をお奨めしております。生後６ヶ月過ぎくらいから手術が可能です。手術前には一通りご説明させて頂き、少しでも安全に麻酔や手術が行えるよう、術前検査（血液検査、X線検査など）をお願いしております。縫合も丁寧に行い、負担（痛み）が少しでも軽くなるような手術を目指しています。